独学レザークラフト

製作工程、過去の作品、おすすめの道具等を紹介します。

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メディスンバッグ

      2016/05/13

ちょっと、出かける時などに携帯電話と財布くらいを入れてベルトにぶら下げておけるようなメディスンバッグを作りたいと思い、製作しました。メディスンバッグはベルトにぶら下げるタイプのため簡単に取り外せます。出かける時のほか僕はアウトドアの時などに重宝しています。
僕が作るレザー用品の中では、かなりの大物で手間もかかりました。出来る限り詳細な手順で紹介したいと思います。

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型取り~切り出し

まずは、型取りをして切り出します。型紙を用意しましたが写真を撮るのを忘れてしまいました。写真は切り出し後に裏処理を行いました。部品の数はそれほどではありませんが、大きなレザー用品のため革は沢山使いました。本体のマチとなる部分が1.3mmのサドルレザーで、本体等その他の部分はすべて3mm厚のサドルレザーを使用しています。P1000151_01さらに本体の必要な部分の穴あけも実施しました。P1010125_01本体を組み上げた後では処理がし辛くなるであろう部分のコバ処理を実施してしまいます。この時はもちろんヘチマを利用します。P1010126_01

マチ(ジャバラ部分)の作成

初めて制作するメディスンバッグですが、このマチの作成が肝(ポイント)となると思います。作業的にも難しく苦労しました。まずは、マチとなる部分に折り線を付けます。山折、谷折の線のため裏、表に線を入れました。P1010124_01この革を濡らして、折りたたみます。その後濡れた状態のまま本体の形に合わせて折り曲げていきます。この本体に合わせて折りたたむのが難しい作業です。P1010127_01P1010128_01この折りたたんだ状態で、洗濯バサミなどで固定して乾燥させます。僕は丸一日乾燥させました。乾燥してしまえばマチ部分は本体の形になります。マチの余分な部分をカットして透明ボンドで貼り付ければ、縫い付ける準備が整います。マチ部分は少し長めに作って、本体に取り付けた後で余分をカットするのがコツです。濡らしたり、曲げたりするため、実寸よりも少し余分に必要だと思います。P1010129_01マチ部分を縫い付けるための縫い穴をあけます。P1010132_01縫い穴をマチ側から見た状態をアップでこのマチを縫い付けてコバ処理を実施します。P1010134_01これで本体のマチ部分の縫い付けが完了します。

ベルトループ・飾り革の作成

ここまでは本体の前面となる部分を制作しました(マチ付き前面)が、これから本体の背面とベロ(蓋)になる部分とベルトに付ける時に使うベルトループを制作していきます。
まず、ベルトループの本体縫い付け部分以外の縫い作業を実施して外周を綺麗にコバ処理します。P1010135_01次に本体の蓋部分の飾り革をデザインして切り出してからベロ部分への縫い付けを行います。この時に飾り革のベロの外側と重なる部分以外はコバ処理を済ませておきます。P1010136_01

ベルトループの取り付け

ベルトループにジャンパーホックを取り付けて、飾り革を付けた本体に取り付けます。頑丈に取り付けるためカシメで留めてから縫い付けました。P1010137_01

本体の組み立てて完成させる

マチ付き前面とベルトループ付きの本体を透明ボンドで貼り付けて乾燥させます。P1010138_01乾燥したら、縫い穴をあけてベルトループ付き本体とマチを縫い付けます。ここまで来れば完成形が見えてきます。P1010139_01飾り革を付けた本体ベロ部分の外周の縫い作業を行えば縫い作業も終了します。残っているコバの処理を行い、仕上げ材を塗れば完成となります。P1010140_01P1010141_01最後に自作コンチョを取り付けて、蓋(ベロ)を閉めるための鹿革の紐を取り付ければメディスンバッグの完成です。P1010144_01P1010146_01今回のコンチョはハーフダラーで制作したコンチョを使いました。コンチョの作り方については別途、コインコンチョの作り方で紹介しています。

出来上がったメディスンバッグはお気に入りです。携帯電話とお財布以外にも結構な収納力がありハンカチやティッシュも入れて、腰にぶら下げて使用しています。財布等の小物に比べて制作に時間はかかりますが出来上がった時の満足感も大きいです。難しいのはマチのジャバラ部分だけだと思います。是非チャレンジしてください。

 

 - 作品(作成手順含), メディスンバッグ