独学レザークラフト

製作工程、過去の作品、おすすめの道具等を紹介します。

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母子手帳ケース(2人分収納)

      2016/07/07

娘2号が生まれてから、カミさんから母子手帳ケース制作の依頼がありました。かなり過去のことですが母子手帳ケースは欲しいと思っている人が多いらしいので紹介したいと思います。娘2号が生まれてから作ったものであるため、2人分(2冊)を一緒に収納できるものの作り方です。なぜ2冊一緒かというと、お医者さんでくれた母子手帳ケースは1冊ずつ収納するもので、2人となると2つのケースを持って歩かなければならず、意外に不便らしいです。

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型どり~切り出し

まずは大き目の革に完成をイメージしながら型どりしました。型紙を作ることなく直接革に型を書いていきました。考えた型を切り出したものですが、部品数は少なめです。これ以外に、娘1号が書いた猫の顔を型どりしたものをロウケツ染めしたものがありましたが、この猫の顔の型どりしたものやロウケツ染めする手順等の写真は撮っていませんので、完成後の写真で見ていただけたらと思います。

 

一気に仕上げました

型どりしてしまえば、本体にロウケツ染めした猫の顔を縫い付けてから、部品を重ね合わせて外周を一回り縫ってしまえば出来上がってしまいます。そのため仕上げるまでの手順は割愛しますが、今回はロウケツ染めした猫の顔の色に合わせてワインレッドの麻糸を使用しました。縫いあがった母子手帳ケースのなかみです。両側にブックカバーの要領で母子手帳が収納できます。診察券などのカード類や保険証などを収納する部分を多く作りました。本体内部にある縦長の穴は、その日に利用するカードなどを予め差しておけば簡単に取り出せるようにカードを差す部分です。完成したものを外から見たものはこちら猫の顔をしっかりと縫い付けて、髭は黒い麻糸で縫って作ってあります。外側にポケットがありますが、ここには領収書などを収納するポケットとなる予定です。猫の下に子供2人の名前を刺繍しましたが、個人情報のため画像を加工して見えなくしています。中身を入れて持ち運ぶ時は、こんな感じです。全て独学で行っているレザークラフトのため完成してみると、いろいろと「ああすればよかった」「こうすればよかった」と考えますが、カミさんが満足して使ってくれていて、写真の日付をみればわかりますが10年たった今でも使っています。手縫いのレザー用品の頑丈さも実感しています。知り合いに子供が生まれた時などのプレゼントには最適なレザー製品だと思います。

 - 作品(作成手順含), 母子手帳ケース