独学レザークラフト

製作工程、過去の作品、おすすめの道具等を紹介します。

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通帳バッグ

      2016/04/26

今回は通帳バッグです。子供の通帳や自分の通帳、特に僕はいろいろな銀行口座を持っていてネットでの買い物など、使いやすいようにその時、その時で通帳を作っていると、残高は無くとも通帳の枚数はいつの間にか増えていきます。その通帳を通勤バッグの中とか車の中とか、あとはタンスの中とかというように、その都度収納場所を変えていると、どこにどの通帳があるのかすら把握できなくなります。そこで1つのバッグに保管して、そのまま持ち出してもいいし、別途ご紹介した通帳ケースに入れ替えて持っていってもいいし、ということで通帳が10冊ほど入るバッグを制作しました。

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型取り~切り出し

通帳を10冊入れられるバッグということを考慮して、大きさを計測し型取りしました。今回は頑丈なバッグがよかったので厚さは3mmのサドルレザーを使用しました。D1000255部品はこれだけです、が実際にはこの後追加の部品を切り出しました。蓋部分の革の長さが足らなかったのす・・・

本体部分を仕上げる

本体部分を仕上げる段階で、一応通帳を挟んで革を折りたたむことで大きさを確認しましたが蓋になる部分の長さが足らず、上手く蓋を閉めることができないことが判明しました・・・
新たに本体部分を切り出そうかとも思いましたが、大き目な革で使用を中止するのももったいないと思い、結局は別の革を使って蓋部分の革を延長させる方法をとりました。結果的にはこれが大正解で、ちょっとした飾りになり満足しています。D1000256長さ追加のために革を貼り付けて延長し、バッグの形に折り目を付けた状態です。最初からこのように設計したかのようで大満足です。

部品を組み合わせて通帳バッグを完成させる

横の革を縫い付けるのに苦労しましたが、なんとか取り付けることができて、ジャンパーホックのオスを取り付けて、ほぼ形になりました。D1000258D1000257あとは蓋部分の縫い作業となりますが、今回延長した部分は完全に飾りとなるため2重で縫いました。そこに自作のインディアンコンチョを取り付けてからクリーニングと仕上げ材を塗れば完成となります。D1000260取り付けてある、インディアンコンチョについては別途コインコンチョの作り方で紹介しています。実際に通帳を入れた状態が以下のようになります。D1000259通帳が沢山入るため当初の計画通りに完成はしているのですが、あとから考えると、印鑑を何本か入れて置けるポケットなどを付ければよかったと思いました。そのことが最初に思いつかなかったのは残念ですが、通帳と印鑑は一緒に保管しない方が安心だとも聞きますので、これでよしとします。しかし最初に切り出した革が短かったために延長したことで気に入る形になりました。これこそ、結果オーライです。横の革を取り付ける作業が少し難しかったですが、あくまでも独学だからです。きちんとした側面の取り付けテクニックがきっとあるのでしょう・・・

 

 - 作品(作成手順含), 通帳ケース