独学レザークラフト

製作工程、過去の作品、おすすめの道具等を紹介します。

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ちびパン持ち手カバー

      2016/06/24

キャンプの時に使うユニフレームの小さなフライパン「ちびパン」、キャンプ時の朝食など炒めたものをそのままテーブルに置いてしまうことで、盛り付けの手間を省きます。これ4つセットで売っているため、朝食にはウインナー炒め、スクランブルエッグ、目玉焼きを作っても1つ余ります。そのままテーブルの上に並べてしまうので、食べ終わってからフライパンを洗えばいいので時間短縮にもなります。キャンプの時は朝から子供が、ハラペコで大騒ぎですから・・・20110628_230719_000この「ちびパン」見てわかるとおり、持ち手部分まで鉄です。そのためすぐに持ち手が熱くなります。軍手なんか役に立たないくらい熱くなるのです。そこで、持ち手カバーをレザーで制作することにしました。

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型取り~切り出し

型取り、切り出しといっても、持ち手の大きさより少し大きめの革を2枚1組で切り出すだけで簡単に済みました。熱さを防ぐためなので厚めの革ということで厚さ3mmのサドルレザーを使用しました。写真は裏処理を実施した状態です。20110628_233113_000

一気に仕上げ

2枚を重ねて、張り合わせます。すでに4つ分形ができました。20110629_003023_000次に縫い穴をあけるのですが、カーブの部分が多いため穴あけには気を使いました。20110629_223249_000あとは縫うだけです。縫ってしまえば完成なので、縫い終わったらコバ処理をして仕上げ材を塗ります。今回はフック用の穴をあけて、オリジナル焼き印を押印して完成です。20110701_010409_000これだけ見たら何だかわかりませんね。でも実際に装着してみると・・・20110701_010553_00020110701_010536_000いい感じに出来上がりました。この仕上がりを知り合いに自慢したら、どうしても欲しいと言われ、僕としても4つもフライパンを持っていても荷物になるし重たいので、フライパンごと2つ譲ることにしました。20110701_010631_000実際に、キャンプの時の朝食に使用しましたが、素手で問題なく持てます。革が焦げることもなく便利に使っています。サイズ的にハメるのに苦労するほどぴったりに作ったのでフライパンを振ってもカバーが外れてしまうこともなく大活躍です。

 - 作品(作成手順含), ちびパン持ち手カバー