独学レザークラフト

製作工程、過去の作品、おすすめの道具等を紹介します。

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フルサイズウォレット

      2016/04/26

自分で使うためのフルサイズウォレットを作成しました。フルサイズウォレットはレザークラフトといえば定番中の定番。そこで、本体の形を変えたとしてもカード入れ部分については決まった形になると思われるので、プラ板で型を作っておくことにしました。

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型取り~切り出し

カード入れ部分はもちろん、ウォレットの中身となる小銭入れ部分の部品を切り出しました。今回はごくごく一般的な見た目のフルサイズウォレットにしようと考えたため、特に変わったことはない普通の本体を考えて切り出しました。

中身の部品

中身の部品

本体部品

本体部品

小銭入れを作成

小銭入れのファスナーとなる部分を本体より切り抜き、そこに内側からファスナーと取り付けます。ファスナーは透明ボンドだ貼り付けが不安定だったため両面テープを使用して仮留めしてから縫いました。D1000370D1000325小銭入れ部分を本体に取り付けるときに札入れ部分との仕切りになる革を取り付けてからファスナー部分から折りたたんで、ファスナー意外の辺を縫い付けて袋状にしたら小銭入れ部分が完成となります。D1000372

カード入れ部分を作成

札入れとの仕切りとなる革にカード入れの部品を重ね合わせて仮留めします。この時も両面テープを利用しました。まずは、カードを並べて入れられるように真ん中に縫い目を入れて、カード入れの仕切りを作ります。D1000368D1000369左右と下の3辺を縫えばカード入れ部分を完成させます。

本体部分を作成

本体部分については、本体の革にウォレットを閉じたときに留めるためのベロを取り付ければ完成となりますが、ベロは2枚を重ねてどちらから見てもサドルレザーの表面が現れるように考慮しました。本体に透明ボンドで仮留めしてからベロ部分を本体に縫い付けながらベロの外周を全て縫います。D1000375D1000377D1000376ここにベロを閉じる時のジャンパーホックのオス側を位置を確認しながら取り付けて本体部分が完成となります。

本体と中身を組み合わせて仕上げる

ここまで出来てしまえばあとは、内側部品と本体を組み合わせて外周を縫えば完成となります。僕は外周を縫うときはなるべく一本の糸で一回り一気に縫います。途中で糸が足らなくなると延長させた部分が綺麗では無くなるので、できる限り一本で縫うようにしています。フルサイズウォレットの外周は長いため、かなり長めの糸を使うため、縫い始めてからしばらくはとにかく大変でした。それでもなんとか縫い上げて完成となりました。D1000378D1000379大満足の仕上がりです。ベロの部分にコンチョを付けるわけですが、これについては自分の誕生年のケネディーコインで自作したコンチョを取り付けます。コンチョの作り方は別途コインコンチョの作り方で紹介しています。ちなみにベロに開いている穴はウォレットロープを繋ぐための穴です。ウォレットロープお紹介します。

ウォレットロープ

ウォレットロープ

 - 作品(作成手順含), フルサイズウォレット